2月に発表された2010年の都道府県別の平均寿命で、長寿No.1となったのは男女とも長野でしたが、長年にわたり男女ともに最下位なのが青森。何か理由があるのでしょうか？
■野菜摂取量、飲酒、喫煙が関係か？
男女とも長寿No.1となった長野は、男性が80.88才、女性87.18才でした。一方、今回の調査で平均寿命最下位となった青森（男性77.28才、女性85.34才）ですが、なんと男性は1975年から、女性は2000年からずっとワースト1位なのです。1日平均塩分摂取量こそ男性13.0g、女性10.9gと長野と大きな差はないのですが、1日平均野菜摂取量は80〜90gほどの開きがあるそうです。加えて青森は飲酒、喫煙率は全国でトップ。
青森県健康福祉政策課の担当者によると「小さい頃から大人の寄り合いで喫煙や飲酒する場面をよく見てきたことが習慣づいているのではないでしょうか」と説明しています。
■がんによる死亡率までも…
健康福祉政策課の担当者によると、青森県では、がんによる死亡率が全国1位。その中でも肺がんがもっとも多く、続いて胃がん、大腸がんです。しかも40代〜50代で亡くなる人が他県に比べて多い。その一因には喫煙や飲酒があるのではないかと考えられています
県民の運動不足も深刻で、1日の平均歩数が男性では全国46位、女性が41位というデータもあるそうです。
「女性セブン」4月11日号より
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