かき氷やアイスクリームなどの冷たい食べ物が美味しい季節ですが、急いで食べるとキーンと頭が痛くなってしまうことも。冷たいものを食べると頭が痛くなる理由、知っていますか?
■アイスクリーム頭痛とは?
冷たいものを食べた時に起こる頭痛は、医学的には「アイスクリーム頭痛」と呼ばれています。意外と可愛い名前が付けられていますが、あの痛みはツライですよね。その原因は主に2つの説が有力とされています。
原因その1【関連痛】
冷たい刺激が強すぎると、神経伝達の中枢が混乱して「冷たさ」を伝えるだけでなく「痛み」を感じる神経も刺激してしまうそう。口の中ではなく頭が痛くなりますから、痛みの場所を間違えるという一種の錯覚が起こっていると言えるでしょう。
原因その2【血管の炎症】
冷たいものを一気に食べると、身体は急激に冷えた口内を温めようとします。温めるために血量を増やす必要があり、この時頭の中では急に血管が太くなって一時的な炎症を起こし、それが頭痛を引き起こすのです。
■予防法は?
<頭痛を防ぐ方法1>
アイスクリーム頭痛を防ぐには、急いで食べずにゆっくりと食べるのが1番の方法です。次々と口に入れて飲み込むのではなく、口の中でゆっくり溶かして食べるようにしましょう。
<頭痛を防ぐ方法2>
アイスクリーム頭痛の原因が、口内が冷えたことによる頭の血管の炎症なら、口内をこまめに温めてあげることで頭痛は解消できます。口内が冷え過ぎないよう、アイスクリームやかき氷を食べながら、温かい飲み物を飲んで口内を温めましょう。
■頭痛が起こってしまったときの対処法
アイスクリーム頭痛が起こっている時に、氷やアイスノンなどの冷たいものをおでこに当てると頭痛が止まるそうです。外出中なら冷たいペットボトルなどを当ててみると効果が期待できます。
アイスクリーム頭痛は通常ならすぐに治まりますが、偏頭痛持ちの人は症状が長引くこともあるそうです。頭痛に襲われないよう、注意しながら夏の冷菓を楽しみましょう。
「livedoorニュース」より
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