インフルエンザやノロウイルスが蔓延しています。手洗いうがいはもちろん、一番の対策は自分の体の防御機能「免疫力」をアップすること。今日からすぐできる方法をまとめました。
■食、運動、入浴で免疫力を高める!
人の体には、外的から身を守る免疫という機能が備わっています。体には、毎日のように外からウイルスや細菌などが入ってきているにもかかわらず、風邪や病気にならないのは免疫機能の働きのおかげ。外的を攻撃して除去してくれる免疫力を整えることは、病気から身を守るだけではなく、普段の体調も整い、美肌も手にいれることができます。
1)栄養バランスのよい食事
免疫細胞の70%は腸に集まっています。この免疫細胞は、食事でとった栄養とともにウイルスや細菌にさらされています。栄養と異物を見分ける能力を高めるには、いろんな食べ物から刺激を受けることが必要。1日30品目を目標にバランスのよい食生活を心がけましょう。
2)腸内環境を整える
前述の通り、免疫細胞は腸に多く存在します。整腸作用のある食品をとって腸内環境を整えることで、免疫細胞も活性化されます。乳酸菌やビフィズス菌を含むヨーグルトや、植物性乳酸菌を含む納豆やキムチ、漬物などを摂りましょう。また、これらはオリゴ糖を含むバナナや玉ねぎと一緒に摂ると相乗効果が得られます。
3)抗酸化力を高める!
「酸化」とは、簡単に言うと体が錆びること。「抗酸化」はそれを防ぐことを言います。体を酸化させるのは、活性酸素という物質。活性酸素はがん細胞の増殖や体の老化を促進させ、免疫細胞の働きを低下させます。ストレスや食品添加物などによって増加するので、ストレスや添加物を避けるのはもちろん、抗酸化力のある食品を日頃から摂ることで、免疫力アップにつながります。ビタミンA、C、Eを豊富に含む、ほうれん草、小松菜、かぼちゃなどを摂って。
4)ほどよい運動を
激しい運動はストレスとなって、活性酸素を作り出すので逆効果。ゆる〜く続けられる、自分にあった運動を取り入れましょう。体のめぐりがよくなって、代謝が活発になり、免疫力もアップします。ラジオ体操やウォーキング、寝る前のストレッチなど、自分が心地よいと感じるものを取り入れましょう。
5)HSP入浴法
HSPとは、ヒートショックプロテインのこと。熱によって構成されるたんぱく質で、ストレスで傷ついた細胞を修復して元気にしたり、免疫力を高める働きがあります。このHSPは入浴法で増やすことができます。
やり方は、以下の通りです。
40〜42度のお湯に肩までつかり、10〜20分体を温めます。
ヒートショックプロテインを増やすには体温が38℃以上になることが目安なので、口に体温計をくわえて舌下温を計り、体温が38度以上になることを確認すればより確実です。浴槽は首だけが出るようにふたをして、お湯の温度をキープしましょう。
その後、バスタオルやバスローブなどで熱を逃がさないように全身を包み、水分補給をしながら10〜15分そのままの状態でいます。
「gooヘルスケア」より
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